iPadを使っていると急に充電できなくなる事があります。
iPadを数年使っていると結構遭遇する、この充電できない問題ですが、こんな原因があったのか!と経験談から、iPadが充電できない原因と対処法についてまとめてみました。
簡単に解決できる原因・対処法の順番で書いてありますので、参考にしてくださいね~。
iPadの充電状態・症状の確認
まず、iPadが充電できていない場合の状態・症状の確認です。
緑の稲妻の充電マークがついていれば基本的に充電ができています。
電源はついている、画面は正常だけれど、うまく充電ができない場合は、
- 充電ケーブル
- 充電器(電源アダプター)
に、問題がある場合が多いです。
- 画面が黒い&赤い電池マークが表示
- 画面が真っ黒で何も表示されない
の場合は今までの経験上、バッテリー使い切り過ぎの場合が多いです。
もう、充電ケーブル抜き差しとかコンセント抜きやったわ!という人は一応こちらの「バッテリー使い切りすぎ」の項目だけ確認してください。
iPadの充電ケーブル・充電器の接触が悪い
とりあえず充電ケーブルを挿し直す
とりあえずiPadのLightning充電ケーブルを差し直してみましょう。これで普通に充電できるようになる場合があります。ケーブル抜き差ししていると、たまにきちんと接続できていない場合があるんですよね。
充電器をコンセントから抜き差ししてみる
コンセントから充電器を抜いてください。一通り全部抜き差しするとうまくいくことがあります。
iPadの充電コネクタにホコリがたまっていたら取る
iPadの充電の差しこみ口に明らかなホコリ・ゴミが溜まっていて充電のライトニングケーブルとの接触がしにくくなっている場合があります。
何かゴミが見えた場合に、赤ちゃん用の小さい綿棒か木の爪楊枝などで優しく取ってあげると良いですよ。
エアーダスターがあれば、それでホコリを吹き飛ばすのも良いです。
明らかなゴミがない場合は、次の項目へ。端子部分を傷つけてしまうと逆に使えなくなってしまうので、金属のピンセットなどでほじくるのは危険なのでやめましょう。
Apple非純正/非認証のケーブルを使用していたら純正のケーブルで充電してみる
「このアクセサリは使用できません」「このケーブルまたはアクセサリは認定されていないため、このiPadでは正常に動作しない可能性があります。」などのエラーメッセージが出てケーブルを挿しても充電できない事があります。
Apple純正のUSBLightningケーブルまたは、Appleの認定を受けたケーブル以外を使用するとそのような表示が出ます。
以下の充電中のアイコンがきちんと出るまで、ケーブルを変更してみてください。
また、今まで使えていても、iOSアップデートのタイミングなどで急にエラーメッセージが出る場合があります。
- Apple純正のケーブル
(iPhoneのでも大丈夫です) - Apple認証ケーブル
Apple MFi(Made for iPhone)ライセンス取得認定品
のどちらかで充電を試してみましょう。
アップル認証ケーブルで無理な場合は、純正のケーブルで充電してみることをおすすめします。意外とあっさりできる場合があります。
充電器がiPad付属のUSB電源アダプターではない
iPhoneでは充電できるけど…という充電器でも、物によっては一向に充電できない場合があります。
iPad付属のApple純正のUSB充電アダプターを使用してみてください。
問題なのは電流の量
- iPad付属のUSB充電ACアダプターは5V/2100mA(2.1A)
- iPhoneやiPod、Amazon Fire HDなどのアダプターは5V/1000mA(1.0A)
iPhoneなどの充電器でも充電できない事はないのですが、給電する量が1/2となるので単純に充電するのが遅くなります。
また、500mA以下の何かの機器の電源アダプターを代用して使っている場合、電流不足で充電されないことが考えられます。
特に、バッテリー残量が少なすぎて充電しようとしている場合にいつまで経っても黒い画面となる場合があります。
ダイソー(100均)のUSB充電アダプターはiPad使用不可?
ダイソー(100均)のUSB充電アダプターにはiPadでは使用できませんと注意書きが書かれているものもあります。
でも、ダイソーのUSB充電アダプターも5V/1000mAで、iPhone付属のアダプターとアンペアは一緒なので充電できないほどではないんですよね。
我が家でも、ダイソーで買ってきたアダプターで普通にiPadで充電してましたので…。
100均などの電源アダプターを使っているなら、iPadに付属していた電源アダプターに変えてみてください。
フリーズしている
iPadがフリーズしていて充電ができない場合があります。
なのでiPadを再起動してみましょう。これでも案外直ります。
iPadの再起動の方法は、
- 右上の電源オンオフボタンを長押し
- 「電源を切る」が画面に出たらスライドする
で電源が切れますので、電源が無事に切れた事を確認したら、再度電源ボタンを押します。
とりあえず困ったら再起動です。
再起動どころか、充電できないから、電源切れてるんですけど…という場合は、次の項目へ。
バッテリー使いきり過ぎ
充電0%になり充電切れで電源が切れるまでiPadを使い倒していると、充電しようとケーブルに接続しても、一向に画面が黒いまま、赤い電池のアイコンが表示されている場合があります。
iPadの画面が黒い&赤い電池マークがついている場合
バッテリーが完全になくなった状態から充電すると、充電されない状態が長く続く場合があります。
この場合は、まずは【思っている以上にしばらく充電しながら待つ】ことが大事です。
途中で、ホームボタン押したり、ケーブル抜いたり差したりしないで、10分以上は充電したまま放置しておきましょう。
iPadの画面が真っ暗で反応しない
10分以上充電放置しているけど「黒い画面のまま、反応がない」赤い電池マークも表示されないという時があります。
最近、子供が完全にバッテリーが切れるまで使った後に、充電もされていないことが頻発しました。
解決策としては、充電ケーブルで充電した状態で、「電源ボタン」を長押しして待ってみることです。
そうすると、ふわっと電源がついてアップルマークが表示されます。
1回でうまくいかない場合でも、2,3回10秒間くらい長押ししてみてください。
この状態で立ち上がったiPadは、充電が1%だったりします。
もう骨の髄までバッテリーを使い果たしてようやく起動できるまで給電された状態なのか…?と個人的に思っています。
iPadをパソコンで接続しても「充電していません」と表示される
パソコンのUSBポートにLightningケーブルでiPadを接続して充電しようとしても、「充電していません」と表示され、PCからの充電ができません
これはWindowsのパソコンのUSBポートからの電流が5V/500mAと、低い為です。
iPadを充電するほどの電流が足りていないので「充電していません」という表示が出てしまうようです。
iPhoneではパソコンでUSB充電できるのにiPadでは充電できないってそういう事だったのか!と調べてみて勉強になりました。
MacではiPadも充電できるらしい
私はMacを持っていないので調べた結果ですが、最近のMac(Macintosh)なら5V/1.1Aの給電ができるUSBポートなので、MacのパソコンならiPadの充電もできるみたいです。
充電ケーブルの故障(断線・端子の腐食など)
以上の事を試していて、またApple純正品または認定品のケーブルを使用しているのに充電できない場合、充電ケーブルの故障が考えられます。
- ケーブルを挿し直す
- コネクターを裏表試してみる
などを試しても充電できない場合、ケーブルの中が断線または、差し込みのコネクター(金属の端子)の部分が損傷・腐食して充電ができなくなっている場合があります。
iPhone、iPadのケーブルって結構壊れやすいので、この可能性も高いです。
その場合には充電ケーブルを新しいものに交換してみて充電できるか試してみましょう。
保証期間内ならiPad付属の充電ケーブルが無償交換になる
iPadを購入して1年以内、またはAppleCare(アップルケア)に入っていて保証期間内であればケーブルの無償交換が利用できます。
保証期間内で、
- 故意に壊していない
- 純正品である
なら、ケーブルの無償交換を依頼してみることをおすすめします。
うちの場合、iPad Airを購入した時にはAppleCareに加入しておらずちょうど保証期間の1年が切れた時にケーブルが断線のようになりました。ケーブルを買い替えましたが、早く知りたかったです(><)
iPhone6のケーブルも充電できなくなって1回無償交換を利用しています。
iPadを初期化(リセット)、復元する
何やってもiPadが充電できない場合、iPadの初期化、復元を試してみるという方法があります。初期化すると、工場出荷状態に戻りデータが空になりますので、必ずバックアップを取るのは必要です。
Appleストアで修理
最終的にどの方法を試してみても無理な場合には、本体修理または交換になります。購入したばっかりの場合は、初期不良の可能性もあります。
保証期間が過ぎていると結構な料金取られますので、保証の確認を!
まとめ
iPad(アイパッド)が充電できない場合の原因と対処法についてまとめてみました。
- Lightning(ライトニング)ケーブルの接触不良
→ケーブルを抜き差ししてみる - iPadの充電コネクタに明らかなホコリ・ゴミがある
→赤ちゃん用綿棒などで優しく取る、エアーダスターで吹き飛ばす(コネクタ部分を傷つけないように気をつけてください) - iPadがフリーズしている
→電源再起動で案外治ったりする - バッテリーを全力で使い切ると充電に時間がかかる事も
→10分以上は待ちましょう。その間放置で。
※充電が0%になるまで使い続けてバッテリー残量が少ない状態だと、充電をしていてもなかなか黒い画面のまま動かない場合があります。 - 充電器がiPad付属のUSB電源アダプターではない
→iPadに付属の電源アダプターにして充電してみる
※iPadは必要な電流量が多いので、昔の機器のアダプターを代用していたりすると電流が低すぎて充電されない状態になる場合があります。 - WindowsパソコンのUSBポートでiPadを充電していて電流が足らない
→iPad付属の電源アダプターで充電 - Apple非純正/非認証のケーブルを使用している
→Apple純正またはMFi取得している認証ケーブルに変えて充電。 - Lightningケーブルの断線・端子の腐食など
→ケーブルは結構ダメになりやすいので新しいケーブルに変更してみる
以上のことを試してみても充電できない問題が解決されない場合、iPad本体のトラブルで、電源周り、充電コネクタ部分などの損傷・故障が考えられます。
この場合はiPadを修理に出す事を検討してください。