iPhoneのメールにヤマト運輸再配達受付センターから「お荷物の受け取りが未完了です」というメールが届きました。
結局ヤマト運輸を装った迷惑メール(詐欺メール)だったわけですが、普段私は、ヤマトからのメールはGmailで登録していて、スマホのキャリアメールには届かないはずなので、冷静に考えると騙されることもないわけですが…
- 何度か不在連絡票をポストに投函しましたが…心当たりはありますでしょうか?
- 保管期限が迫っているのでこのままですと返送になってしまいますのでご確認をお願いします
などと書かれていると、ドキっとしてうっかり書いてあるURL踏みそうになってしまいました。
最近、このような迷惑メールもどんどん巧妙になってきているように感じます。よくよく見ると怪しい箇所が多くあるのですがね…(^_^;)
注意喚起も含め、ヤマト運輸を騙る迷惑メールをiPhoneで受け取った時の対処法をまとめました。
偽のヤマト運輸からの迷惑メールがiPhoneに届いた
ヤマト運輸再配達受付センターと名乗る迷惑メール
メールの差出人名が「ヤマト運輸再配達受付センター」となっているのでドキっとします。
件名: ※※お荷物の受け取りが未完了です※※伝票番号:570482902175
メール本文はそれっぽい内容が書かれているので、うっかり騙されそうになります。
こちらはヤマト運輸再配達受付センターです。
何度かお客様のご自宅へお荷物をお届けに伺いましたが、不在であった為お近くの営業所でお預かりしております。
ポストなどに不在連絡票を投函させて頂いていると思うのですが、心当たりはありますでしょうか?保管期限が迫っており、この期間を過ぎますと配送元へと返送しなければならなくなります。
その為、お届け先のお客様に確認のメールを配信させて頂きました。下記のURLよりアクセス頂き、「希望日時」を選択してください。
お届けのお品物の詳細も、URL内よりご確認頂けます。▼再配達受付▼
www.c$m$a$i$$fire.lupin{};http://u8we4xxxxxxxxxx.xxxxxly.net(URLは途中変更しています)※有効期限11月15日22時迄※
※期限を過ぎますと発送元へ返送致しますのでご注意ください※よろしくお願いいたします。
迷惑メールに記載のURLはクリックしないように
再配達受付のURLは、ちゃんと見れば明らかに怪しくてヤマトのアドレスじゃないってわかります。
とはいえ、忙しくて余裕がない時などはよく見ないでクリックしちゃう可能性もありますよね(T_T)
iPhoneで迷惑メールのURLを開いたらどうなる?
一般的にiPhone、iPadのOSであるiOSはセキュリティが高くウイルスには感染しないと言われています。なので、迷惑メールのURLをタップしてアクセスしただけでは、ウイルスに感染するということはまずないと考えられます。(脱獄したりしてなければ)
URLを開いた先が偽のウイルス広告で警告される場合もありますが、メールアプリ、Safariなどブラウザを閉じれば問題ありません。
- 高額請求メールが来る可能性があるので注意、来たら無視する
このURLに自分のメールアドレスが識別できるような情報が付加されている場合、URLを開いたら迷惑メール業者から見て、「送信先のメールアドレスは生きている、読まれている」とわかってしまうので、更に多くの迷惑メールや高額請求メールが送られてくる可能性は高くなります。
私も今回、その可能性があったので、URLを開くことはしていませんので何が出るかはわかっていません。
- iPhoneはセキュリティが高いのでURLを開いただけではウイルス感染などは起きにくい設計
- URLをクリック後にアカウントIDやパスワード、個人情報を入力しない
- ウイルスに感染した!という偽警告の言う通りに次のアクションを起こさない
- 生きたアドレスだと判断され迷惑メールが更に増えたり高額請求メールなどが届く可能性があるが無視する
偽のヤマト運輸の迷惑メールが来た場合の見分け方
ヤマト運輸に登録しているメールから受信したのか?
ヤマト運輸ではクロネコメンバーズといって、会員になるとご不在連絡メールが来たり、再配達などをWeb上からすぐに依頼することができます。
クロネコメンバーズ会員でなければメールは来ませんし、登録メールアドレス宛てでなければ迷惑メールの可能性が濃厚です。
※ただし会員登録したけど忘れていた、iPhoneのキャリアメールに転送設定していたなどあれば別です。
送信元のメールアドレスをiPhoneで表示
送信者名はヤマト運輸になっていますが、送信元のメールアドレスを確認することでも迷惑メールかどうかわかります。
iPhoneでメール画面を開いたら、「詳細」をタップ
差出人が青くなるので、「ヤマト運輸再配達受付センター」部分をタップ
ヤマト運輸からのメールはドメインが「@kuronekoyamato.co.jp」となっています。
下記のように送信元のアドレスが表示されます。ヤマト運輸とは全く別物ですね。
送信元のメールアドレス自体を偽装している可能性もありますので、絶対安心!とは言い切れませんが、今回の場合は、確実にヤマト運輸じゃないというのがわかります。
ヤマト運輸の公式ページから荷物の確認を行う
伝票番号が記載されていたら、不審なメールのURLをクリックせずに、ヤマト運輸ホームページにアクセスして、伝票番号を検索することをおすすめします。
またクロネコメンバーズに会員登録しておくと受け取る予定の荷物があるかどうかもWeb上で確認できます。
関連リンク
【ヤマト運輸公式サイト】ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール」および「なりすましサイト」にご注意ください
まとめ
ヤマト運輸を名乗った不審な再配達メールがiPhoneに届きましたが、迷惑メールでした。ヤマト運輸のページにも注意喚起のお知らせがあるのでまた最近増えているようです。
うちではネット通販をよく頼みますし、急に親戚などから荷物が届く場合もあります。
最近は特に忙しくて、うっかりミスも多く、荷物の受け取りをなんらかの問題で受け取れなくて、期限切れ…なんてことあり得るかも!と思って、危うくクリックしそうになりました。
オレオレ詐欺とかも、「なんでこんなに注意喚起されてるのにオレオレ詐欺に引っかかる高齢者が多いんだろう…」と以前は不思議でしたが、オレオレ詐欺も巧妙化していたり、人間の心の隙を巧みについてきたり、ちょうど心に余裕がないタイミングだったりで、騙されてしまうものなんだと思います。