
このiPhone、あとどれくらい使えるんだろう?
最新のiOSアップデートに対応しているかどうかは、iPhoneを安全に長く使ううえでとても大事なポイントです。
サポートが終了したiPhoneを使い続けていると、新しいアプリが入らなかったり、PayPayなどの決済アプリが急に使えなくなることもあります。
この記事では、全iPhoneのサポート状況と「いつまで使えるか」の目安を一覧表で紹介します。
iPhoneはいつまで使える?一般的な寿命の目安
iPhoneの寿命は「OSアップデートが続くかどうか」がひとつの基準になります。
だいたい発売から 5〜6年 は最新iOSのアップデートに対応しています。
例えば、2017年発売のiPhone XやiPhone 8は、iOS 16(2022年配信)まで対応していましたが、2023年のiOS 17からは対象外となりました。
つまり「発売から約6年」で最新OSのサポートが終了し、その後はアプリ非対応や、セキュリティのリスクも出始めるという流れになります。
次の表では、iPhoneがいつまで使えるのか最新iOS 18の対応機種とサポート終了の一覧にしています。
2025年8月現在、最新のiOSは「iOS 18.6.1」です。
iPhoneのiOSバージョン・サポート終了期間一覧(2025年版)
iPhone各モデルごとのiOSバージョンとサポート終了・iOSサポート対応機種を一覧でまとめました。
モデル名 | 発売年/月 | チップ | 初期OS | 最終OS | セキュリティ更新 | サポート状況 |
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone 16e | 2025/3 | A16 | iOS 18.3.2 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone 16 / 16 Plus | 2024 | A18 | iOS 18 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone 16 Pro / Pro Max | 2024 | A18 Pro | iOS 18 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone 15 / 15 Plus | 2023 | A16 | iOS 17 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone 15 Pro / Pro Max | 2023 | A17 Pro | iOS 17 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone 14 / 14 Plus | 2022 | A15 | iOS 16 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone 14 Pro / Pro Max | 2022 | A16 | iOS 16 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone SE(第3世代) | 2022/3 | A15 | iOS 15.4 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / Pro Max | 2021 | A15 | iOS 15 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / Pro Max | 2020 | A14 | iOS 14 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone SE(第2世代) | 2020/4 | A13 | iOS 13.4 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max | 2019 | A13 | iOS 13 | ― | 継続中 | 継続中 |
iPhone XR / XS / XS Max | 2018 | A12 | iOS 12 | ― | 継続中 | 終了 |
iPhone X | 2017/11 | A11 | iOS 11.1 | iOS 16 | iOS 16.7.11 (2025/3/31) | 終了 |
iPhone 8 / 8 Plus | 2017 | A11 | iOS 11 | iOS 16 | iOS 16.7.11 (2025/3/31) | 終了 |
iPhone 7 / 7 Plus | 2016 | A10 Fusion | iOS 10 | iOS 15 | iOS 15.8.4 (2025/3/31) | 終了 |
iPhone SE(第1世代) | 2016/3 | A9 | iOS 9.3 | iOS 15 | iOS 15.8.4 (2025/3/31) | 終了 |
iPhone 6s / 6s Plus | 2015 | A9 | iOS 9 | iOS 15 | iOS 15.8.4 (2025/3/31) | 終了 |
iPhone 6 / 6 Plus | 2014 | A8 | iOS 8 | iOS 12 | iOS 12.5.7 (2023/1/23) | 終了 |
iPhone 5s | 2013 | A7 | iOS 7 | iOS 12 | iOS 12.5.7 (2023/1/23) | 終了 |
iPhone 5c | 2013 | A6 | iOS 7 | iOS 10 | iOS 10.3.4 (2019/7/22) | 終了 |
iPhone 5 | 2012 | A6 | iOS 6 | iOS 10 | iOS 10.3.4 (2019/7/22) | 終了 |
iPhone 4s | 2011 | A5 | iOS 5 | iOS 9 | iOS 9.3.6 (2019/7/22) | 終了 |
iPhone 4 | 2010 | A4 | iOS 4 | iOS 7 | iOS 7.1.2 (2014/7/1) | 終了 |
iPhone 3GS | 2009 | Samsung S5PC100 | iOS 3 | iOS 6 | iOS 6.1.6 (2014/2/21) | 終了 |
iPhone 3G | 2008 | Samsung S5L8900 | iOS 2 | iOS 4 | iOS 4.3.5 (2011/7/1) | 終了 |
iPhone(初代) | 2007 | Samsung ARM11 | iOS 1 | iOS 3 | iOS 3.2.1 (2011/2/21) | 終了 |

サポート終了したiPhoneはどうなる?まだ使える?使い続けるリスクと活用方法
サポート終了したiPhoneはどうなる?
サポートが終了したiPhoneも、すぐに動かなくなるわけではありません。
- 電話・SMS・Wi-Fiでのネット利用は可能
- 既に入っているアプリも基本的には使える
ただし、最新iOS対応の新しいアプリがインストールできない/セキュリティリスクが高まる のが問題です。

我が家でもサポート切れのiPhoneを子供のお絵かきや軽いゲームなど遊び用端末や、車でBluetoothで繋げて音楽プレーヤーとして使ったりなどしていました。
まだ使える?買い替えの目安
買い替えを考えるサインはいくつかあります。
実際に我が家でも、子どもにおさがりしたiPhoneをきっかけに「これはもう限界かも」と思う場面がありました。
1. バッテリーがすぐ切れる
- 朝100%充電しても、すぐにバッテリーが消耗する
Appleや修理店でバッテリー交換すれば延命できますが、端末自体が古い場合は交換代より買い替えが合理的なことも。
2. 非対応のアプリが増えてくる
- 新しいアプリを入れようとすると「このiOSには対応していません」と表示される
- 既に入っているアプリもアップデートできず、徐々に不具合が出てくる
この状態になると、「入れたいアプリが入らない」「学校や仕事で必要なアプリが動かない」といった不便が出てきます。
我が家でも家族が使っていたアプリが急に動かなくなり、「あれ?もう対応してないんだ…」と気づいたことがありました。
メイン機としてはそろそろ限界かな、と考えるきっかけになります。
3. セキュリティパッチが更新されない
- 新しく見つかった不具合や弱点が修正されない
- 銀行アプリや決済サービスが古いOSをブロックすることがある
- ブラウザ(Safari)が古いままで、怪しいサイトに弱くなる
サポートが終わったiPhoneでも使えますが、大事なお金や個人情報を扱う場面では不安が残ります。
たとえば、PayPayアプリは2025年8月現在で、iOS 16以上が必須です。
2025年7月以降は、iPhone 7以前や初代iPhone SEでは利用できなくなりました。
「昨日まで普通に使えていたのに、急にPayPayが開けなくなった…」
そんな事態になると、日常の買い物や送金に支障が出てしまいますよね。特に結構チャージしていた場合は焦ると思います。
だからこそ「まだ動くから大丈夫」と思っていても、最新OSが入らない時点で生活面での不便は確実に近づいていると考えておいた方が安心です。
【2025年おすすめiPhone3選】
iPhone 13(コスパ重視)
A15チップでまだ余裕があり、中古市場も豊富。サブ機や子ども用に最適です。

iPhone 16
最新に近い性能で、長く使えるA18チップ搭載。
ただし、2025年9月頃にiPhone 17の登場が予想されるので、「今すぐ必要なら16」「待てるなら17」がおすすめ。

iPhone 16 Pro(長期利用向け)
A18 Proチップ搭載で処理性能が抜群。長く安心して使いたい人に。
同じく「17 Proを待つ」のもあり。価格重視なら16 Proの値下がりを狙うのも手。

古いiPhoneの活用法
サポートが終わっても、「まだ電源も入るし、もったいないな」と感じることってありますよね。
そんなときは、メインではなく役割を変えて使うと便利です。
- 子ども用の端末に
動画視聴やお絵かき、学習アプリ専用に - 音楽プレーヤーとして
Wi-Fiに繋がなくても使えるので、Bluetoothで車載用に便利。 - 自宅用のリモコンに
テレビやスマート家電の操作アプリを入れて、家の中でリモコン専用機に。 - Wi-Fi専用端末に
SNSやブラウザ用に、外では使わず家の中だけで活用すればリスクも抑えられます。
ただし、銀行アプリや決済など大事なお金や個人情報に関わる使い方は避けたほうが安全です。
iPhoneはいつまで使えるのかiOSサポート期間一覧まとめ
iPhoneは発売からおおよそ5〜6年で最新iOSのサポートが終了し、その後は少しずつアプリやセキュリティに制限が出てきます。
「まだ動くから大丈夫」と思っていても、決済アプリや学校の学習アプリなど、生活に直結する機能が突然使えなくなることもあるので注意が必要です。
ただし、古いiPhoneも「音楽プレーヤー」「子ども用のサブ機」「自宅専用の動画端末」など、使い道はまだまだあります。