地震や水害、酷暑など最近、大丈夫かな…と心配になる管理人です。
災害がある度に、30年の間に70%の確率で起こると言われている首都直下地震のことを思い出し、防災の準備の必要性をひしひしと感じます。
東日本大震災の時には、電話回線がパンクし、電話もキャリアメールも使い物になりませんでした。その時に情報伝達・情報収集ツールとしてネットやTwitterなどのSNSツールが活躍しました。
今回はiPhoneに入れておきたい防災アプリと、Twitterでの情報収集と連絡用ツール、安否確認サイトについてご紹介します。
地震・災害対策に入れておきたいiPhone用防災アプリ
地震だけでなく、最近では局所的集中豪雨などでも川が氾濫したりなど災害が増えていると感じます。一つ防災アプリをいれておくと速報が受け取れて便利です。
Yahoo!防災速報
緊急地震速報、豪雨予報、津波予報、避難情報、噴火警報、土砂災害、河川洪水、気象警報、火山情報、熱中症情報、防犯情報など、このアプリをダウンロードしておくだけでさまざまな災害情報を受け取る事ができます。
最大3地域の速報通知設定ができるので、自宅・勤務先・実家の災害情報を受け取ることが可能です。
Yahoo!防災速報
カテゴリ: 天気
goo防災アプリ
NTTレゾナント開発の「goo防災アプリ」は防災・災害に関する情報のほか、防災マップで最寄りの避難所や公衆電話の場所などが検索できる機能が便利です。
我が家の場合、自宅近所での被災なら息子が通う小学校ですが、外出先で被災した場合や、夫が仕事先で被災した場合などに使えそうです。
また、読み物として東京消防庁の防災ハンドブックがアプリで読むことができます。
goo防災アプリ
カテゴリ: 天気
地震直後の家族・大事な人の安全を確認する防災アプリ
いざという時に家族がどこにいるか確認できたり、チャットで安否の確認ができる防災アプリもあります。子供や遠く離れた実家の親の安否確認ができたり、ワンタップで自分の現在位置をグループチャットに投稿できたりと、見守りアプリ的な使い方もできそうですね。
災害情報・情報収集のためのTwitter
今や、一番速い災害情報収集手段はTwitterだったりします。
フォローしておいた方がいいのは住んでいる地域の自治体や消防庁などのTwitterアカウントです。一番身近なリアルタイムの情報が得られます。
2015年9月に都民に配布された東京防災本にも、TwitterなどSNSを活用しようと書かれています。
トップページにはこんな文面も…
巻末には、「沈黙の艦隊」で有名なかわぐちかいじ先生の漫画付きです。
「TOKYO X DAY」
東京防災ブックはホームページでも読めますし、AmazonのKindleなら無料で配布されているので、ダウンロードしてオフラインでiPhoneで読めますよ。
鎌倉市制作の津波シュミレーション動画が怖い…
鎌倉市が2016年3月31日にYoutubeに公開した津波シミューレション動画
「鎌倉で津波から生きのびる」
相模トラフ・南海トラフで巨大地震が起こり想定される巨大津波のシミュレーション映像ですが、とてもリアルで怖いですが、自分の知っている鎌倉がこんな事に…とやらなければいけない事をリアルに感じましたので、見ておいた方が良い動画だと思いました。
地域の自治体・消防庁などのツイッターアカウントの他に、
消防庁や内閣府防災などの機関のツイッターアカウントは災害情報や災害時の注意情報を流してくれます。
総務省消防庁 (@FDMA_JAPAN)
地震で損傷した太陽電池パネルも日が当たると発電し、感電や火災に繋がる可能性があります。素手で触らず、販売施工業者への連絡、絶縁性の高い手袋等による感電防止、可能であればパネル表面の遮光(ブルーシートや段ボールで覆う、裏返しにする)等の対策をとってください。(消防研究センターより)
— 総務省消防庁 (@FDMA_JAPAN) 2016年4月17日
内閣府防災(@CAO_BOUSAI)
【家族の安否を確認する「災害用伝言ダイヤル」】局番なしの「171」に電話をかけると、音声ガイダンスに従って安否などの伝言を音声で録音したり、再生できるサービスです。詳しくは⇒政府広報オンラインHPへhttps://t.co/dQKNpgLC4G
— 内閣府防災 (@CAO_BOUSAI) 2016年4月16日
警視庁や自衛隊のTwitterでは、救助活動などの活動報告が見れます。
警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)
熊本県の地震に伴い、一刻も早く被災地での救出救助活動を行うため、警視庁特殊救助隊が夜明けを待たずに出発しました。一人でも多くの被災者を救出するため、全力を尽くします。 pic.twitter.com/MyRkODkmPn
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2016年4月14日
陸上自衛隊(@JGSDF_pr)
平成28年熊本地震における災害派遣活動中の自衛隊員宛に、西原村の子供達からお手紙をいただきました。本当にありがとうございます。
自衛隊は引き続き災害派遣活動に全力を尽くしていきます。 pic.twitter.com/a3aXKAI5nB— 陸上自衛隊 (@JGSDF_pr) 2016年4月19日
救助隊や、自衛隊の活動のツイートを見ると胸が熱くなりますね。
NHK生活・防災(@nhk_seikatsu)
【熊本と大分の避難者 約9万6000人】
避難者が最も多いのは熊本市で5万8480人、次いで益城町が9100人、阿蘇市が6440人、御船町が6131人、大津町が3449人などとなっています。https://t.co/17Xr9jpKbb— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2016年4月19日
安否確認の為の連絡ツール・アプリ
地震など大災害が起きた時、とりあえず自分の安全が確保できたら、まず家族が無事でいるかどうか連絡を取りたいですよね。
仕事に行っている夫が無事かどうか確認したいという時、東日本大震災の時には電話は繋がらず、携帯キャリアメールは遅延で連絡用ツールとしては使えませんでした。
そんな時に活躍したのがTwitterやFacebookなどのSNSツールです。
東京では地震の直接の被害は少なかったですが、首都圏では合計515万人が当日自宅に帰れない帰宅困難者となったそうで、その時にTwitterで情報発信していた人も多かったです。
東日本大震災の時、私はガラケー利用でしたが、情報収集にもとても役立ちましたし、親戚のおじさんの行方がわからない所、ちょうどおじさんが避難しているかもしれない避難所に行く方がいて、ツイッター上でやり取りして確認していただいた事があります。
あの時は本当に感謝してもしきれない思いでいっぱいでした。
連絡用ツールとしては、今はLINEもありますので
LINE(ライン)
Twitter(ツイッター)
Facebook(フェイスブック)メッセンジャー
GmailなどのWebメール
などで家族との連絡が取れるようにしておくと安心です。できれば2つ以上のSNSやWebメールで家族とやり取りが出来た方がリスク回避として有効です。
LINEは2015年時点で日本国内利用者数が5800万人を突破していますので、アクセスが集中した時に遅延する可能性はあります。
Facebookメッセンジャーは、LINEと同じようなメッセージアプリですが、Facebookアカウントがなくても登録可能なので、Facebook苦手なんだけど…という人でも使えるのでおすすめです。登録認証方法はショートメールのように電話番号になります。
LINE誕生のきっかけは東日本大震災
LINEは「東日本大震災で家族や友人と連絡が取れなくて困った人がたくさんいた」というのがきっかけとなり約1ヶ月半で開発されたメッセンジャーアプリです。LINEは東日本大震災の約3ヶ月後の2011年6月23日にリリースされています。
LINEの既読機能は安否確認のため?
LINEの既読機能については賛否両論あり、既読スルー(既読無視)などというLINEならではの人間関係の問題もありますが、以下のツイートが話題になり、私はほっこりとした気持ちになりました(*^^*)
LINEの既読機能いやだなって思ってたんだけど、あれって東日本大震災があってから連絡がとれる状態なのかどうかを把握するために付けられたんだって。そんなん聞いたら既読ついてんのに返信来ないイライラも、既読がついただけで幸せだね
初耳👂 pic.twitter.com/b5yi5OwziM
— タム (@kou_1229) 2015年7月22日
このLINEの既読機能は震災がキッカケで実装されたという話、本当なの?と調べてみると、ガセという話もあり、本当だという話もありどっちなんだろうと思ったのですが、
iモードを作った夏野さんとLINEを開発したNHN Japan代表取締役社長の森川亮氏によるインタービュー記事の中で森川社長が既読機能について答えています。
(ニコニコ生放送:夏野政経塾)
森川:それから相手にメッセージが表示されると「既読」と出ますが、あれは震災でスタッフの安否確認をしている時に、読んだかどうかがわかるといいよねという話になってできた機能です。
やっぱりLINEの既読機能は安否確認用してつけられた機能だったようです
そう考えると既読がつくってこと、それだけでありがたい事って思えますね(*^^*)
安否確認ツール
上記であげた連絡用ツールが使える状況であれば、家族や友人の安否確認はできますが、自分のスマホがない状態の場合には、
NTTが提供している災害用伝言ダイヤル(171)
を利用して、音声録音で安否情報を登録することができます。
確認は災害用音声ダイヤルか、Web版171でも確認できます。
確認用の場合には、
- Googleが運営している、Googleパーソンファインダー
- 安否情報をまとめて検索できるJ-anpi(安否情報まとめて検索)
があります。
また、各携帯キャリアが提供している災害用伝言板アプリもあります。
ソフトバンク:「災害用伝言板」
au:「au災害対策」
ドコモ:「災害用キット」
ただ携帯キャリアの提供する災害用伝言板の場合、
自分の使っているキャリアでのアプリしか使えない
それぞれやり方も違う
携帯電話番号を特定するためにWi-Fiで利用できない(キャリア回線を利用)
など制約が結構ありますし、非常事態の時に色々考えてられない!と思うのです。
なので、ネットが使える状況であれば、Googleパーソンファインダーが一番登録が早くでき、使いやすくてオススメです。
災害時に困るのは停電などによるiPhone等スマホの充電切れ!
備えとしてモバイルバッテリーを常備したり、車の中でも充電できるようにしておくと安心です。
こちらも参考に…
まとめ
iPhoneに入れておきたい防災アプリと、Twitterでの情報収集と連絡用ツール、安否確認サイトについてご紹介しました。
地震・災害対策に入れておきたいiPhone用防災アプリ
Yahoo!防災速報
ヤフーの防災速報は様々な災害情報の速報を伝えてくれるアプリです。
goo防災アプリ
最寄りの避難所情報や、公衆電話の場所など検索ができる防災マップが便利です。
災害情報・情報収集のためのTwitter
通信が出来る状態であれば、災害時の情報収集にTwitterはかなり力を発揮します。
身近なリアルタイムの情報を得ることができます。
防災関連のTwitterアカウントはフォローしておきましょう。
安否確認の為の連絡ツール・アプリ
安否確認の為の連絡用ツールとして、
LINE
Facebookメッセンジャー
Twitter
GmailなどのWebメール
を複数持っておくと安心です。
LINE誕生のきっかけは東日本大震災
国内利用者数が5800万人のLINE、誕生のきっかけは東日本大震災で連絡が取れなかった事からでした。
LINEの既読機能は安否確認のため?
賛否両論ある、LINEの既読機能、この機能をつけた目的は震災の安否確認ができるようにとのことでした。
安否確認ツール
安否確認情報を登録・検索できるサイト・アプリの紹介